
樹木内部診断システム
PiCUS Sonic Tomograph 3
PiCUS Sonic Tomograph 3は、樹木の安全性検査において、空洞や菌による影響を受けた幹内部の状態を詳しく把握するために使用されるシステムです。
ソニックトモグラフィ―測定は特に根元付近でよく実施されますが、剪定跡や枝分かれ部の診断においても有用な情報を提供します。
測定された音の伝播速度と測定面の形状情報から2次元画像を生成し、伝播時間の違いを異なる色で示すことで、損傷部分の位置や腐朽の進行度合いの段階的な差も把握することが可能です。


主な用途
- 樹木医診断
- 街路樹や公園の管理
- 文化財保護
- 森林研究、など
- 東京都建設局「街路樹診断等マニュアル」掲載
特徴
- 測定結果を画像として出力可能。腐朽の進行状況を色分けで視覚的に表示
- 樹木に負担をかけず、鉄製のピンを数センチ挿入するだけで測定可能
- 樹種やサイズを問わず、幹周1~15mまでの街路樹から大木まで対応可能
- Free Shape機能で正確な樹幹形状を入力できるため、複雑な断面形状にも対応可能
- データをデジタル保存し、解析やレポート作成を効率化
- 短時間でセットアップから計測まで完了
アクセサリー

PiCUS Geometry Measurement System Calliper 3
選択した測定面の形状を正確に計測するための測定器です。
PiCUS Sonic Tomograph、PiCUS TreeTronic、IML Picusソフトウェアおよびサードパーティ製システムと互換性があります。
機器概要動画
アクセサリー概要動画
PiCUS Sonic Tomograph 3 の仕様
センサー | 6個または12個(バージョンによる) |
測定点数 | 単体:最大24点、ソフトウェア/アプリ使用時:最大99点 |
ディスプレイ | 本体でプレビュー表示、PC/アプリで完全なトモグラム計算 |
通信方法 | PC:BluetoothまたはUSB、タブレット/スマートフォン:Bluetooth |
GPSモジュール | 測定時刻・位置の記録 |
傾斜センサー | 樹高の測定に使用 |
バッテリー駆動 | 6〜15時間(使用状況による) |