RiboShield® RNase Inhibitor は、さまざまなリボヌクレアーゼの活性をブロックして、RNA を RNase 消化から確実に保護する組み換えタンパク質です。この阻害剤は、RT-qPCR、cDNA合成、RNA-seqなど、微量のRNaseの存在でさえRNAの品質と実験結果に重大な悪影響を与える可能性のあるRNAに敏感なアプリケーションでの使用を目的として設計されています。

RiboShield® RNase Inhibitor は分子量50kDaで、改変ヒト胎盤遺伝子を発現するHigh Five昆虫細胞から精製されています。本阻害剤はRNaseと1:1の比率で非共有結合し、RNase A1に結合する際のKi値は約10～14Mです。さらに、RNaseとの結合速度が非常に速いため、RNAを即座に保護します。

ヒト胎盤タンパク質に含まれる一部のシステイン残基は、タンパク質の酸化感受性に関与していることが示唆されています2。RiboShield® RNase Inhibitor にはこれらの残基が含まれないため、分子は酸化ストレスに対する耐性が高まります。

※　価格はすべて税別表記です